2020年に完成したOKI棟(旧村上家住宅)が国の文化審議会により、登録有形文化財（建造物）に登録するよう文部科学大臣に答申されました。旧村上家住宅は、江戸末期から明治前期に発展した旧大洲城下町における豪商町家の歴史的な発展や意匠を知ることのできる貴重な建物であると評価されました。この建物は、木蝋業を生業とした村上長次郎の居宅として建てられ、空き家だった建物を｢NIPPONIAHOTEL 大洲城下町 OKI棟」として弊社が改修工事の設計監理に関わらせていただいた建物です。今回、大洲城下町の景観の維持と活用の観点から保存改修した建物が評価され光栄に思います。引き続き、まちが豊かになっていくよう協力できればと考えております。

ボールアーキテクチャ合同会社が、歴史的資源を活用した観光まちづくりの取り組みとして古民家改修の設計監理をさせて頂いている大洲市が、地域の持続可能な優れた観光の取り組みを認定・表彰する国際認証機関の非営利団体グリーン・デスティネーションズより、2023年3月7日にドイツで開催された「The Green Destinations Story Awards ITB Berlin」の「Culture & Tradition（文化・伝承保存）」部門において中四国で初、ファイナリスト6エリアに選定されていましたが、この度国内初の世界1位を受賞されました！SDGs達成の機運の中で観光に関して、持続可能な観光の発展のモデルへの取り組みが進められていることが実を結び、お手伝いをさせていただいている我々も誇らしく思います。引き続き、大洲市の取り組みに対して少しでもお手伝いできるよう努めてまいりたいと思います。関係者の皆様大変おめでとうございました！