「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町　MUNE棟」が完成し、8/11からオープンしています。空き家だった土蔵と長屋群を再生した宿泊施設と小規模の店舗から成る建物です。建物群の前に広がる庭園は、臥龍山荘と大洲神社が有る西側の山裾に開かれています。おおい茂った草むらをスッキリとさせて、暑い夏でも木陰に包まれ気持ちの良い空間となりました。秋には紅葉が素晴らしく、四季折々の表情を見せてくれる特別な場所となるでしょう。江戸後期に木蝋で栄えた村上長次郎邸の東側に位置するこの場所は、木蝋づくりの“晒し場”として利用されていました。敷地内にも、その時使用されていたであろう井戸や木蝋の材料となるハゼの実をすり潰していた道具が点在していました。その様な歴史背景を汲み取り、庭園や建物を再構築しています。その場所で郷愁への思いを馳せ、ゆっくりと時間を過ごしていただける場所が出来たのではないかと思っています。企画から竣工までの間、時間や制約に縛られながらも携わられた皆様には、本当に感謝の気持ちしかありません。また、臥龍山荘の通り側にも魅力的な小さなショップを設けていて新しく4つのお店がオープンしています。お近くにお寄りの際は是非覗いてみてください。愛媛、大洲に新しい観光スポットが出来たのではないかと思っています。

この度、日本住宅・木材技術センターが全国を対象に募集をしていました”内装木質化等の効果実証事業”において、ボールアーキテクチャ合同会社が設計デザインを行った｢ 木製パーティションの設置が利用者の印象及び心理・生理面に与える効果の実証｣が採択されました。また、実施体制として一般社団法人 愛媛県木材協会さん、大森商機 株式会社さん、愛媛県林業研究センターさん、大学院人間社会科学研究科広島大学の方々と一緒に実施体制を取っております。関係者の皆様お疲れさまでした！今後、実施体制の皆様と打合せ・協議を取り合い実験・報告書をまとめていく予定です。我々も初めての試みなので今から楽しみです！また随時報告できればと思います！

夏本番となってきました。「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」の現場はいよいよ大詰めです！皆さん熱中症に気を付けて追い込みましょう！今年も暑い夏になりそうです！！！